林業とは
FORESTRY
次世代へつながる森林を
林業とは
林業は森林の管理を行い、次の世代へ環境を繋ぐ仕事です。
森林資源は土砂崩れの防止、水源かん養機能、生物多様性の保全といった多面的な機能を持っています。
わたしたちの生活は建築や家具、エネルギーなど様々な用途で木材を利用しています。
それらを木材として利用するため森の木を切り生産します。
再度、森の木を木材として循環させるにはただ植える必要があります。そしてその木が大きく、太く成長させるため間伐や下刈りを繰り返し木の生育を促します。
間伐を行うことで林内が明るくなり下草や高木が育ち、土に根が張り、雨などによる土砂崩れが起こる危険性が低くなります。
こうした手入れを進めることで再び水源涵養や県土を保全する働きを守ることができます。
伐採した木々は木材市場・木材加工業者へ運搬します。
利用用途としては建築材料、家具がありますが、近年バイオマス発電への利用も注目されています。
近年では木質バイオマス発電の登場により、以前は利用されていなかった間伐材や小径材、端材など「未利用材」を、チップに加工し木質バイオマス発電の燃料として資源活用が可能になりました。日本の貴重な再生可能エネルギーのひとつとしてバイオマスエネルギーの生産に林業は貢献しています。
このように林業は木を植え育て切るを繰り返し行い、循環した森林づくりを進め森林の多面的機能を維持・増進し、持続可能な社会・地域づくりを担っています。